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ギフトに盆栽を贈るなら!シーン別の選び方と喜ばれる理由

盆栽は特別なプレゼント!さあ、盆栽を贈ろう
Wick Canvas 編集部
  • 更新日:2022/8/23
  • 投稿日:2022/8/23
  1. 特集
ギフトに盆栽を贈るなら!シーン別の選び方と喜ばれる理由 盆栽をプレゼントとして贈りたいけれど、何から始めればいいか迷っていませんか?

ここでは贈り物に適した盆栽の選び方を、喜ばれる理由とあわせてご紹介します。最後までお読みいただくと、ギフトシーンに合わせた盆栽選びに迷わなくなります。

どんな方が盆栽を喜んでくださるのか、受け取った後に楽しんでもらえるのかも気になるところではないでしょうか。

プレゼントの盆栽選びで押さえるべきポイントと選び方を、対象となる方やシーン別に、喜ばれる理由とあわせてお伝えします。

この記事を読めば、盆栽をプレゼントする際に迷うことはありません。大切な方に盆栽で喜んでいただけます。

気持ちの伝わる素敵な贈り物で笑顔が生まれるよう、この記事がお役に立てれば幸いです。

目次

  • 盆栽ギフトが喜ばれる理由
    1-1 新しい趣味として楽しめる
    1-2 花言葉や盆栽に込められたメッセージが嬉しい
    1-3 贈られた気持ちをずっと大切にできる
    1-4 和の風情や四季を楽しめる
    1-5 シニア世代にとって盆栽は特別な存在
  • どんな方が盆栽を楽しめる?
  • 盆栽ギフトの選び方とシーン別おすすめ盆栽
    3-1 父の日のプレゼント
    3-2 母の日のプレゼント
    3-3 敬老の日のプレゼント
    3-4 定年退職のお祝い
    3-5 昇進・栄転のお祝い
    3-6 開店・新規オープン・移転・新築のお祝い
    3-7 結婚式・披露宴での両親へのプレゼント
    3-8 誕生日
    3-9 還暦・喜寿・米寿・白寿・古希 記念樹として
    3-10 プチギフト
  • 初心者でも大丈夫?
  • 盆栽を楽しむ人々
    5-1 愛好家 田中義雄さん 78歳
  • 盆栽はどこで購入できる?
    6-1 園芸店
    6-2 盆栽園
    6-3 ネット通販
  • まとめ

1.盆栽ギフトが喜ばれる理由

ギフト盆栽

盆栽は花束やフラワーアレンジメント、観葉植物や鉢花と同様に、おめでたいシーンのプレゼントとして選ばれています。同じ植物でもそれらとは大きく異なりますが、ギフトとして共通する部分もあります。そして盆栽ならではの喜ばれる理由があるのです。ここではまず、盆栽が喜ばれる理由を5つご紹介します。

1-1 新しい趣味として楽しめる

新しい趣味

盆栽最大の魅力のひとつが、趣味として長く楽しめること。贈られる方の多くが初めて盆栽を手にすることになるので、プレゼントをきっかけに新しい趣味として盆栽を始めていただけます。

趣味そのものをプレゼントできるって素敵ですよね。盆栽への興味と憧れは多くの方が持っているからこそ、実際に目の前にすると嬉しいものなのです。

1-2 花言葉や盆栽に込められたメッセージが嬉しい

メッセージ

フラワーギフトと同様に、盆栽にもちゃんと花言葉があります。また特別な意味を持つものもありますので、気持ちを伝えるのにぴったりです。

1-3 贈られた気持ちをずっと大切にできる

盆栽の思い出

盆栽は切り花のように、その時だけ楽しむものではありません。大切に育てて何十年も生涯をかけて向き合い、後世に受け継いでいくものです。小さな鉢の中で樹齢数十年というのは盆栽では当たり前の世界。だからこそ、想いが長く残るプレゼントになるのです。

記念樹として贈ってくれた方の気持ちを大切にしたい。贈った側も受け取った側も忘れない、共通の思い出として語り継がれる贈り物、それが盆栽です。

1-4 和の風情や四季を楽しめる

日本の四季

日本に生まれた方にとって、日本の風景はやはり特別なもの。生活様式の変化で、身近な日本の情景はどんどん失われてきました。都会では風景から四季を感じる機会が少なくなっているかもしれません。

趣や風情を求めて京都や奈良、全国の寺院や日本庭園を訪れる方は多く、歳を重ねるほどそういった場所への思いが深まるものです。盆栽はそういった気持ちを満たしてくれます。

なぜなら、盆栽自体が、日本の和の風景を小さな鉢の上に表現した芸術だからなのです。日常の中に和の趣を感じ、盆栽がゆっくりと刻む時間に身をゆだねながら、大人ならではの豊かなひとときを楽しめる、そんな贅沢な喜びがあるのです。

1-5 シニア世代にとって盆栽は特別な存在

ご高齢の方と盆栽

盆栽のイメージといえば、縁側でお茶を飲みながら庭の盆栽を眺める年配の方の姿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。若い世代に盆栽について尋ねると、「祖父の趣味」「渋くて渋い大人の世界」「とっつきにくそう」といった答えが返ってきます。

シニア世代に聞くと「若い頃はまったく興味がなかったが、やってみると奥深くて面白い」「なんとなく気になっていた」「仲間に誘われて」「そろそろ自分も」といった前向きな声が多く聞かれます。

シニア向けメディアで繰り返し紹介される「始めたい趣味ランキング」では、盆栽は常に上位に挙げられています。盆栽をプレゼントされて嬉しくないシニアはほとんどいないでしょう。ただ、自分から始めるにはハードルが高い趣味。だからこそ贈られると喜ばれるのです。

2.どんな人が盆栽を喜ぶ?

シニアライフ

年齢でいえば、いわゆるシニアと呼ばれる世代です。一般的に50歳以上をシニアと呼ぶことが多いですが、60歳・還暦を迎えるころから盆栽を楽しむ方が増えてくるようです。ちょうど仕事を引退し、退職を機に余暇を充実させたいと考え始める時期と重なります。もちろん30代・40代でも盆栽を楽しむ方はたくさんいます。ただ、働き盛りで忙しい方は植物の管理が難しい場合もあるため、パートナーと協力して育てるのがおすすめです。

若い方へのプレゼントとしては、夫婦で一緒に育てるスタイルが人気で、二人で盆栽を楽しむ姿がほほえましいと好評です。

シニアが盆栽を楽しめる理由のひとつは、「喜ばれる理由」でもご紹介した和の風情や四季の移ろいを味わえる点にあります。また、盆栽は成長がとてもゆっくりで、変化を感じにくいという特徴があります。若い頃は時間の流れが遅く感じられますが、歳を重ねるとあっという間に時が過ぎていきます。盆栽のゆったりとした成長ペースが、シニアの時間感覚にちょうど合っているのです。日々の小さな変化を感じながら育てる喜びは格別です。こうした理由から、盆栽は年齢を重ねた方ほど深く楽しめる趣味といえます。

また、盆栽は意外な場面でも活躍しています。式典やパーティー、卒業式などで壇上のスピーカーの傍らに盆栽が飾られているシーンを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。大企業の社長室にも置かれているイメージがあります。格式のある場やおめでたい席に盆栽が選ばれる理由がよくわかります。

記念式典と盆栽

禅の世界から生まれた禅語というものがあります。「一期一会」も禅語のひとつです。盆栽とも深い親和性を持つ禅。その禅語に「松樹千年の翠」(しょうじゅせんねんのみどり)という言葉があります。これは松の葉の緑が、長い年月と厳しい自然環境にさらされても変わらず美しい緑を保ち続けることを表した祝いの言葉で、掛け軸にもよく書かれています。

禅と静寂

移ろいやすい世の中で流されることなく、風雪に耐えて千年の美しさを保つ松のように、私たちも信念を持って生きていきたいと、松が静かに語りかけてくれています。

こうした背景から、松はとても縁起の良い樹種とされており、式典に松の盆栽が用いられるのです。

また、外国の方にも盆栽は大変人気があります。クールジャパンの代表格として世界的に注目を集める盆栽は、海外でのファン層もますます広がっており、今後さらに国際的な関心が高まることが期待されています。残念ながらプレゼントとして盆栽を国外へ持ち出すには検疫上の制約があるため、日本に在住する外国人の方が対象となりますが、喜んでいただけること間違いなしです。

3.盆栽ギフトの選び方とシーン別おすすめ盆栽

多彩な樹種

ここからは、実際にどの盆栽をプレゼントに選べばよいかをご案内します。盆栽には非常に多くの種類があり、ガイドなしに選ぶのは難しいのが現状です。樹種に加えて、サイズ、難易度(育てやすさ)、産地や職人のブランド、お相手の好みを考えると組み合わせは膨大です。別ページで盆栽の種類を詳しく解説していますが、ここでは簡単に分類してご紹介します。

樹種 松の盆栽、花の盆栽、実のなる盆栽、紅葉する盆栽、草や苔の盆栽
サイズ 豆盆栽(樹高〜10cm)、ミニ盆栽・小品盆栽(樹高〜20cm)、中品盆栽(樹高〜50cm)、大品盆栽(樹高50cm〜)
難易度
やさしい
長寿梅、五葉松、桜、紫檀、はまぼう、苔玉
難易度
ふつう
もみじ、梅、真柏、いちょう、けやき、赤松
難易度
むずかしい
りんご、柿、黒松、錦松、睡蓮木、サルスベリ
ブランド
産地
高松盆栽、大宮盆栽、赤石五葉松、四国五葉松、三河黒松、糸魚川真柏
ブランド
職人
各産地の熟練職人による作品

これらの組み合わせの中でどれがプレゼントに適しているかはギフトシーンによって異なりますが、プレゼント用盆栽の前提として大きすぎるサイズは避けるのが無難です。

中品盆栽以上になると一人で持ち上げるのも困難な重量になりますし、そもそも置き場所が確保できるかどうかわかりません。広い庭がなければ大品盆栽は難しいでしょう。また逆に、極小の豆盆栽も避けた方が良いです。鉢も樹も極端に小さいため水管理が難しく、初めての盆栽には不向きです。ギフトとしても小さすぎて見栄えがしません。

豆盆栽はどちらかといえば上級者が自ら仕立てる盆栽ですので、販売店で見かけてもギフトには選ばないようにしましょう。

サイズはミニ盆栽・小品盆栽から中品盆栽までが最適です。ラッピングした際のボリューム感は、フラワーアレンジメントの一般的なバスケットサイズをイメージするとわかりやすいでしょう。

ここからは、盆栽が贈り物として特に喜ばれるシーンとおすすめの盆栽をご紹介します。

3-1 父の日のプレゼント

盆栽は「新しい趣味」のプレゼント

父の日

父の日は6月の第3日曜日。毎年6月15日〜21日ごろにあたります。

いつも家族のために懸命に働いてくれたお父さんへ。これからは盆栽とともにゆったりと人生を楽しんでほしいという気持ちを込めて、「新しい趣味の贈り物」としてプレゼントしたいシーンです。

長い人生、趣味として続けてほしいので、完成されていない若木の盆栽がおすすめです。育てる楽しみに加え、仕立てていく喜びもあります。盆栽の王道樹種である松、中でも五葉松がぴったりです。花言葉には「不老長寿」「永遠の若さ」「向上心」があり、常緑の緑が長寿を象徴し、古くから縁起の良い木として親しまれています。

新しい趣味として始めるなら、盆栽道具も欠かせません。樹の手入れには剪定・施肥・消毒という3つの大切な作業があります。しっかりと木を育てるために、熟練の盆栽職人も使う専門道具を揃えたいところです。

また、お父さんはこうした道具類が大好きな方も多いもの。こだわりの一品として盆栽鋏や道具セットも一緒に贈ると喜ばれます。精密な道具の扱いにも慣れているお父さんなら、盆栽鋏もすぐに使いこなせるでしょう。

余談ですが、ゴルフコンペの景品として盆栽の需要が増えています。ゴルフ人口の高齢化も進む中、景品に盆栽があると大変盛り上がると好評です。

3-2 母の日のプレゼント

盆栽は「ちょっと粋」なプレゼント

母の日

母の日は5月の第2日曜日。毎年5月6日〜12日ごろにあたります。ゴールデンウィーク中だったりGW明けだったりと毎年変わる母の日。手渡しできる場合はよいですが、難しい場合は早めにオンラインで注文しておくと安心です。

お母さんはお花が大好き。毎年違う花束や鉢植えを贈っていませんか?そんなお花慣れしているお母さんに盆栽は新鮮な驚きを与えます。お母さんが喜ぶ花の盆栽もしっかりあります。そして毎年花を咲かせてくれるので、長く喜んでもらえること間違いなしです。

室内に飾ってもおしゃれで、友人が来たときに話題になるような盆栽がおすすめです。鉢植えの盆栽だけでなく、敷物や受け皿、添え物を加えることで、とても素敵なプレゼントになります。

盆栽といえば男性的なイメージがありますが、実際に道具や鉢も男性向けのものが多いです。最近では若い方や女性の関心が高まったこともあり、かわいらしいデザインの盆栽も増えてきました。モダンな鉢に植えられたおしゃれな盆栽なら、お母さんにも喜ばれます。

樹種のおすすめは、花の盆栽の代表格である長寿梅です。名前の通り縁起が良く、花言葉は「魅惑的な恋」。いつまでも人を魅了するお母さんでいてほしい、という気持ちが自然と伝わります。

3-3 敬老の日のプレゼント

盆栽は「健康」のプレゼント

敬老の贈り物

敬老の日は9月の第3月曜日。毎年9月14日〜21日ごろにあたります。

おじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼントには、ペアで贈るのがおすすめ。長寿梅と五葉松を二人に。いつまでも仲良く元気に育ててほしいという気持ちを込めて。

盆栽は何歳からでも始められます。剪定や水やりをしっかり考えて管理し、細かい手作業もあります。だからこそ盆栽愛好家には高齢になっても元気な方が多いのです。認知症予防や脳の活性化を目的に、ケアセンターや高齢者施設で盆栽講習が開かれることもあるほどです。指先を使い、季節の変化に目を向ける習慣は、毎日の張り合いにもつながります。

水やりだけで楽しめる苔盆栽も手軽でおすすめです。ただ、おじいちゃんがすでに何鉢も育てている愛好家の場合もあります。そんな方には難易度の高い樹種を贈ってみてください。盆栽への情熱に火が付きます。りんごや柿など実のなる樹種は全般的に難易度が高いですが、毎年しっかり実をつけられたときの喜びはひとしおです。

3-4 定年退職のお祝い

盆栽は「きっかけ」のプレゼント

定年退職の記念

以前は60歳が定年退職の目安でしたが、近年は60歳を過ぎても元気に活躍する方が増えました。ただ、60歳が近づくにつれ、老後や仕事を離れた生活について考え始める方も多くなります。

そのタイミングで盆栽を贈られると、人生に新たな彩りが加わり、贈ってくれたあなたへの感謝の気持ちも深まることでしょう。

盆栽は時間・心・経済的な余裕がある方ほど深く楽しめる趣味です。そのため興味があってもなかなか自分から踏み出せない方も多いもの。だからこそ、退職・退官のタイミングに、新しい一歩を踏み出すきっかけをプレゼントしてあげてください。

贈る盆栽は基本的に父の日と同様、趣味として始められる盆栽道具とのセットがおすすめです。職場での最終日にみんなからの贈り物として渡すシーンなら、ラッピングしていてもひと目で盆栽とわかる松が盛り上がります。また、3月頃なら桜のシーズンなので、満開の桜盆栽も大変喜ばれます。

3-5 昇進・栄転のお祝い

盆栽は「ステイタス」のプレゼント

経営者の書斎

盆栽には「格」というものがあります。風格・樹格といって、樹齢や仕立ての積み重ねによって格が上がると、より格調高い盆栽鉢に植え替えていきます。樹齢数十年の高級盆栽には、骨董的価値のある名鉢が用いられます。盆栽もまた、出世していくのです。

社長や役員、取締役への昇進祝いには、その方の格に見合った盆栽を贈ると大変喜ばれます。といっても、数十万・数百万円もする高級盆栽だけが格のある盆栽というわけではありませんのでご安心ください。

樹齢5〜10年のものでも、腕のある盆栽職人が仕立てれば、手ごろな価格でも風格ある作品になります。ここ香川県高松市には多くの優れた盆栽職人が集まり、格調ある盆栽を生み続けています。そんな香川の職人が手がける高松盆栽はとくにおすすめです。松盆栽の有名産地として知られており、社長室に松の盆栽はよく似合います。

3-6 開店・新規オープン・移転・新築のお祝い

盆栽は「好印象なアピール」のプレゼント

開業祝いの盆栽

開店祝いや移転祝いなど、店頭に飾られるお祝いの花といえば胡蝶蘭が定番です。多くの方が胡蝶蘭を贈り、立て札で自分をアピールします。

これは贈り先が贈り主をひと目で把握できるようにするためでもありますが、来客に対して贈り先の交友関係の広さを示すためでもあります。

お祝いの場に並ぶ花を見て、「こんな方とも縁があるんだ」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。

見られているということを考えると、盆栽はとても印象的なプレゼントです。想像してみてください。同じような花が並ぶ中に一鉢だけ盆栽がある。自然と視線はそこに集まります。

来店した方の印象は「粋なセンスの取引先だな」と好感度アップ。贈られた方にもあなたの存在が強く印象に残ります。これまでさまざまなお店の開店祝いに盆栽をお届けしてきましたが、同じ盆栽が並んだことは一度もありません。かぶることのないプレゼントです。

和の雰囲気のお店や外国人のお客様が多い店舗なら、盆栽以外の選択肢は考えられません。その後もお店のイメージを高める植物として長く飾ってもらえます。店先に置けるサイズなら、道行く人を立ち止まらせる効果も期待できます。

どのような盆栽を選べばよいか、胡蝶蘭が大きいので対抗できる大きな盆栽がよいと思いがちですが、小さくても大丈夫です。贈られた方は必ず目立つ場所に飾ってくれます。胡蝶蘭の間に埋もれて目立たないなどということは決してありません。

開店の時期に合わせて見頃の盆栽を選ぶと良いでしょう。春なら桜、秋なら紅葉するもみじ、冬は常緑の松といった具合です。他にも季節ごとに見頃の盆栽がありますので、ぜひ探してみてください。

3-7 結婚式・披露宴での両親へのプレゼント

盆栽は「嫁ぐ私の代わり」のプレゼント

ウェディング盆栽

披露宴で両親への感謝の言葉を読み上げるシーンは、胸が熱くなります。感動のあとに花束やアルバムなどの記念品を渡しますが、最近は結婚式の披露宴で両親に盆栽を贈る方が増えてきています。

今まで育ててくれてありがとう。たくさんの愛情をありがとう。お父さんお母さんが寂しくならないように、この盆栽を贈ります。この子は6歳なんです。あの頃の私だと思って、また愛情を込めて育ててください。

そんな言葉とともに贈る盆栽に、会場全体が「わあ、盆栽!素敵!」と温かく反応してくれました。一生の思い出になる結婚式だからこそ、盆栽を贈ってみてはいかがでしょうか。

最近のオンライン通販では、式の前日に式場へ直接お届けするサービスもあり、余計な手間がかからず大変便利です。両親へのプレゼントなので、花と松の組み合わせがおすすめです。春なら桜と五葉松、それ以外の季節は長寿梅と五葉松が人気です。

3-8 誕生日

盆栽は「サプライズ」のプレゼント

サプライズギフト

デスクの上に飾れる癒やしの植物は誕生日プレゼントの定番。植物や園芸が特に好きでなくても、そういった贈り物は喜ばれます。

それが盆栽だったら……驚くこと間違いなしです。観葉植物だと思ったらまさかの盆栽。いつも予想の斜め上をいくのが盆栽。センスある人が贈るギフトです。

基本的にはお相手の好みに合わせて選びたいですが、好みがわからない場合や盆栽への関心が不明な場合は、盆栽の王道イメージである黒松がおすすめです。

育てられるか不安な場合は、苔盆栽が手軽でおすすめ。最近は鉢に苔を植えるだけでなく、さまざまな陶器の器に仕立てたものも増えています。ひつじやうさぎ、亀などのかわいい形もあります。愛らしいたぬきのお腹に苔が植え込まれた「たぬき苔盆栽」は、思わず笑みがこぼれるかわいさです。

3-9 還暦・喜寿・米寿・白寿・古希 記念樹として

盆栽は「選ぶ楽しみ」のプレゼント

それぞれの節目の年齢をお祝いするシーン。何歳になってもいつまでも元気で長生きしてほしい。毎日を楽しんでほしい。そこでおすすめするのが盆栽のカタログギフトです。読み物としても読み応えがあり、盆栽に興味が湧いたあとにカタログから好きな盆栽を選ぶことができます。選ぶ楽しみが盆栽で味わえるなんて、きっと大喜びです。

もちろん個別に盆栽を選んで贈るのも素敵です。各お祝いにおすすめの盆栽をご紹介します。

60歳の還暦祝いには、赤が長寿祝いの色とされているので、赤い花や実の盆栽を。長寿梅や紅紫檀などがおすすめです。還暦祝い用に赤い鉢で仕立てたものもありますので、合わせてご検討ください。

70歳の古希のお祝いには、紫がお祝いの色とされています。紫の花が咲く香丁木や、紫の実のなる紫式部の盆栽がおすすめです。

77歳の喜寿のお祝いも、古希と同じく紫がお祝いのカラーです。

80歳の傘寿・88歳の米寿には黄色(ゴールド)が長寿祝いの色です。黄色い花の盆栽は種類が少なめですが、黄梅やキンロバイ、黄色い実のなる老爺柿などがあります。黄色い鉢も種類が豊富なので、傘寿・米寿用に植え替えてもらうのがおすすめです。

3-10 プチギフト

プチギフト盆栽

プチギフトの予算は一般的に500円前後でしょうか。500円で購入できる盆栽は残念ながらありません。植物を盆栽として仕立てるには早くても数年かかるため、どうしてもそれなりの価格になります。

ただ、完成された盆栽は500円では難しくても、盆栽鉢は安価なものなら数百円から手に入ります。盆栽になる前の素材を入手して植え込めば、数百円の予算でも盆栽らしいものが出来上がります。

本場の職人が仕立てた盆栽でも、手ごろなものは1,500円前後からあります。予算が許すなら、プチギフトとして盆栽を贈ってみてはいかがでしょうか。

4.初心者でも大丈夫?

盆栽を育てることはとても奥深いです。始めてみたものの枯らしてしまう方も少なくありません。でも、盆栽は決して難しいものではないのです。難しいと感じる多くの場合、それは盆栽に関する知識不足と思い込みによるものです。

まず、盆栽と観葉植物はまったく異なります。同じように扱ってしまうと失敗につながります。ただ、これは仕方のない面もあります。盆栽を始めようとしても、正しい情報を得るのが難しいからです。近くに盆栽専門店はなく、盆栽を扱う園芸店も少ない。愛好家の集まりがどこにあるかもわからない。書店に行っても専門誌はほとんど置いていません。

こうした背景から盆栽人口はピーク時から減少が続いてきました。しかし、インターネットの普及によってその流れに歯止めがかかりました。盆栽の情報が手軽に入手できるようになり、オンラインコミュニティも数多く生まれました。盆栽はネット通販でも購入でき、育て方を電話でサポートしてくれる販売店も登場しています。

こうして盆栽のハードルが下がり、かつて難しいとされてきた盆栽趣味は身近なものになりました。それに伴い、盆栽をプレゼントとして贈る文化も広まってきたのです。

初心者でも大丈夫かと聞かれれば、大丈夫とお答えします。ただし、それは知識のある方のサポートがあってこそです。そのため、盆栽をプレゼントする際は、販売店がしっかりとサポートしてくれるかどうかを事前に確認することをおすすめします。サポートの方法も重要です。店頭への持ち込みが可能か、遠方の場合はメールのみか、電話でも対応してもらえるかを確認しましょう。

気軽に相談できる環境が大切なポイントです。コミュニケーションが取れると問題の解決もスムーズです。また、盆栽の輪はどんどん広がり、同じ盆栽を育てる仲間とのつながりも深まります。

盆栽レッスン

5.盆栽を楽しむ人々

5-1 愛好家 田中義雄さん 78歳 

68歳のとき、息子から父の日のプレゼントとして盆栽をもらいました。

長年商売を営み、63歳のときに社長業を息子に引き継いで隠居生活に入りました。当初は趣味のゴルフ三昧の日々を送っていましたが、腰の具合が悪くなりドライバーの飛距離が落ちてきたことで、コースへ行く回数も自然と減っていきました。

ゴルフ以外に趣味がなかったため、一気にやることがなくなりました。暇を持て余した私は、海外でのビジネス経験をブログに書き始めました。

多くの方に読んでいただけるようになり、ブログ執筆に熱中する日々が続きました。おかげさまで書籍を3冊出版することもできました。最初は海外ビジネスの経験を発信していましたが、次第に海外と日本の違いや、日本の魅力を伝える記事が増えていきました。

その中で私自身、日本という国について改めて深く考える機会を持つようになりました。そういった記事への反響が大きかったことからも、読者の方々が求めている情報だと実感しました。近年、日本の良さを伝える番組が増えていることからも、その関心の高さが伝わります。

そして、68歳の父の日に届いた盆栽

日本についてさまざまな角度から考察してきた私ですが、盆栽については一度も触れたことがありませんでした。これほど日本的なものであるにもかかわらずです。

さっそく興味を持った私は盆栽について調べ始め、驚きました。長年ブログで伝えてきた日本のものづくり、日本の心、四季の風景——そのすべてが盆栽の中に凝縮されていたのです。盆栽は日本そのものといっても過言ではありません。

こうして盆栽を育てる日々が始まりました。それは愛する日本という国を育てているのと同じ気持ちでした。感動の日々をブログで発信すると、同じように盆栽を始める方が増えてきました。今では盆栽仲間と盆栽と日本について語り合いながら、穏やかな毎日を過ごしています。

6.ギフト対応の盆栽はどこで買えるの?

盆栽のプレゼント

一般的に盆栽は盆栽園、園芸店、ネット通販で手に入れることができます。プレゼント目的で購入する場合、注意点とそれぞれのメリット・デメリットがありますのでご確認ください。

6-1 園芸店・花屋

植物専門店

日常でよく目にする花屋や園芸店、ホームセンターですが、盆栽を扱っているお店はかなり少ないのが現状です。一般的な園芸店や花屋は市場で植物を仕入れますが、その市場に盆栽が流通することが少ないためです。盆栽を取り扱うには独自の仕入れルートが必要で、大型ホームセンターでは担当バイヤーが生産者と独自のルートを持っている場合に店頭に並ぶことがあります。

盆栽を扱っているお店は少ないですが、置いてあればラッキーです。切り花や鉢花と同様に、スタッフが丁寧にラッピングしてくれます。メッセージを添えることもできるでしょう。

6-2 盆栽園

盆栽園の景色

盆栽購入に最もおすすめなのは専門の盆栽園ですが、近所にないことが多いのが難点です。あったとしてもギフト対応やラッピングに対応していない場合が多く、自分でラッピングするのは鉢の形状や枝ぶりの関係で慣れていないと難しいです。また、贈り先に届けるまでに時間がかかる場合は、乾燥対策も必要になります。ラッピングなしでそのまま渡すのも一つの方法ですが、ギフト感に欠けるのが惜しいところです。

6-3 ネット通販

最も現実的な購入先はネット通販です。最近では多くのショップが盆栽をギフト包装してくれるサービスを行っています。フラワーギフトのオンラインショップでも花と並んで盆栽が取り扱われており、購入しやすい環境が整っています。

数多くあるネット通販店の中でのおすすめは、やはり盆栽専門店です。盆栽をお届けするところまではフラワーショップでも同様です。ただ、盆栽は受け取った後のケアが大切ですので、贈り先をしっかりサポートしてくれるとなると、専門店以外に選択肢はありません。

付帯サービスの内容もしっかり確認してください。

ラッピングはどのように対応してくれるか
日付指定での配達に対応しているか
メッセージカードの文言を自由に指定できるか
育て方の説明書や肥料などは付属するか
サポートはメール以外に電話でも対応しているか

盆栽の輸送について不安に思う方も多いと思いますので、その点についてもご説明します。

宅配便で盆栽はお届けします。発送から早くて2〜4日程度かかります。盆栽は小さな鉢に植えられており保水できる土が少ないため、乾燥して水切れしやすい植物です。

ショップ側では輸送中に鉢の中が乾かないよう密閉し、箱の中で盆栽が動かないよう固定する工夫が必要です。経験の浅いショップではこのあたりがおろそかになっている場合があるので注意が必要です。出荷実績が豊富なショップほど経験も多く安心です。購入前にレビューなどで確認されることをおすすめします。

7.まとめ

盆栽をプレゼントとして贈ることへの理解が深まったのではないでしょうか。盆栽は正しく選べば、とても喜ばれる贈り物です。大切な方の笑顔を思い浮かべながら、じっくりと盆栽を選んでください。きっと気持ちが伝わるプレゼントになるはずです。

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