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五葉松とは

盆栽の定番樹種として
Wick Canvas 編集部
  • 更新日:2022/11/12
  • 投稿日:2022/11/12
  1. 五葉松
五葉松とは

五葉松は海抜約500メートルから2500メートル程度の北海道南部・本州・四国・九州の山地に自生する松です。

高山性で冷涼な環境に自生しますが、クロマツなどと比べて暑さ・寒さに強く、乾燥した岩場の急斜面や崖にも自生しています。

光合成量が比較的多い陽樹ですが、幼木はやや日陰にも耐え、適度な湿潤と肥沃な土壌でよく育ちます。成長が遅く木質が柔軟で枝を曲げやすいため、盆栽に広く用いられます。

歴史的な価値を持つ盆栽

松柏盆栽の代表的な樹種として古くから重宝されてきた五葉松。中でも「三代将軍」と称される名品は、徳川三代将軍家光が愛蔵したと伝わる歴史的な一品として現存しています。

皇居ゆかりの盆栽

安定した樹形、力強い幹肌、鉢とのバランスに歴史と自然の風格が漂う大型盆栽。古色あふれるその姿はまさに名品中の名品です。

庭木としても高い人気

地植えのものは通常樹高7m程ですが、大きいものでは最大20mに達することもあります。柔らかい幹枝と短い葉性が魅力で、長さ2〜6センチの松葉が5本で一房になることから「五葉松」と名付けられました。

縁起の良い樹木

五葉松は「御用待つ」という語呂から「良い仕事が舞い込む」縁起木とされています。冬も緑を保つ常緑樹で不老長寿の象徴ともされ、庭木や縁起物の贈答品としても大変人気があります。

五葉松の魅力

手入れのしやすさもあって五葉松盆栽は広く普及しており、全国的に愛好者が多く、黒松盆栽と並んで高い人気を誇っています。

若木・老木ともに樹形が作りやすく、直幹・模様木・斜幹・吹き流し・株立ち・蟠幹・懸崖・根連なりなど多様な樹形展開が楽しめます。

赤石山

ジン・シャリ作りにも適しており、葉性の繊細さと松としての風格との対比は、盆栽樹種として最高の適性を備えていると言えるでしょう。

広く普及しているからこそ、有望な素材を選び、それぞれの樹の形状や性質を見極めて個性を伸ばす培養管理を施すことで、五葉松盆栽の真の価値を実感できるはずです。

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